転職したいけど怖い…85%の人が感じる恐怖感の理由と解消方法とは

「転職するのが怖い！」そう不安に思って動けないままになっている人が多いようです。
でも少しの勇気を振り絞って、転職に成功した方もたくさんいます。
転職が怖いという理由を今一度見つめ直してみましょう。

誰もが「転職するのは怖い」と思っている

未知の世界に飛び込むときには、誰だって何かしらの不安や恐怖心を抱いてしまうもの。
転職に関しては、性差や年齢・キャリアの差に関わらず「転職が怖い」と考えるのはとても自然なことなのです。
 
とある調査によると、転職活動の最中に不安を感じた人は全体の85%。
その主な理由は「仕事が決まらなかったと思うと怖い」「面接を受けるのが怖い」「転職先でうまくやっていけるかを想像すると怖い」などです。
中には「年齢的に不安」という声もありました。
 
以下は年代別に転職が怖いと感じる理由を挙げていきます。
 

20代が転職を怖いと感じる理由

20代ならば、まだキャリアが浅い時点で転職することとなりますよね。転職が初めてで怖いと思う方が多いようです。
 
スキルがあまり身についていない時点での転職は強みに欠けるかも…という不安もあります。
また、入社してすぐに転職することがマイナスに働くのでは？という気持ちもあるようです。
 
ですが、逆に採用する会社からすれば、まだ他の会社の色に染まりきっていない時点での転職が望ましいとも考えられます。
未経験の分野に挑戦するならば、若いうちのほうが断然有利でもあるのです。
 

30代が転職を怖いと感じる理由

30代ともなると、周囲からはすでに一人前として扱われます。
転職に関しても「自分の持っているスキルで事足りるのだろうか？」「これまでに培ってきたキャリアに見合う転職ができるだろうか？」といった怖さが現われてくるでしょう。
 
また、この世代から上になると「転職することで収入が減ってしまうかも」と怖くなってしまうことも。
 
でも、30代であれば定年までまだ20年以上もあります。先々を思えば少しでも若いうちに転職したほうが有利である…というふうに考えることもできるでしょう。
 
【関連記事】
働き盛りの20代、30代が抱える仕事の悩みあるあるランキング
 

40代が転職を怖いと感じる理由

40代からの転職は、企業の求人もグンと減ります。求人件数の分母が減ることで、希望する条件に見合った転職先が見つかるかが一番の懸念材料です。
子育てでお金が掛かる世代でもあり、転職による収入の減少はぜひとも避けたいところでしょう。
 
転職先では歳下の上司に従わなければならないことも。そんな中で「うまく人間関係を構築できるかがわからず怖い」という気持ちになりやすいのです。
 
しかし、求人件数が少なくても、じっくりと探せば希望に近い条件の転職先はまだまだ見つかる世代でもありますよ。
 

50代が転職を怖いと感じる理由

50代は、やはり年齢的な問題が先立ちますね。管理職での再雇用となると、50代の求人件数はかなり限られてしまうでしょう。
 
あと数年で退職金が満額でもらえると考えると今の会社に残るべきかな、と考えることも。
適応能力が下がっていく一方で、新しい取り組みについていけるかという怖さもあります。
 
50代の転職は厳しいことに変わりありませんが、意外と成功している方が多いのも事実。
厚生労働省の資料によると、45～64歳における転職者数は全体の30%にも上っているのです。
 

転職に対する恐怖を和らげる方法

転職にある恐怖を乗り越えていくためには、まず考えかたを改める必要があります。
 
人は無意識に自分の固定観念に縛られているもの。「転職が怖い」というのは、単なる思い込みである場合も多いのです。
その思い込みを解消していくためには具体的にどうすればよいのかを、ここからは説明していきますよ。
 
50代の転職が怖い理由の項目でもお伝えしましたが、年代的に厳しいとは言われるものの実際には約100万人のうちの30%、実に30万もの人が転職に成功しているのです。
思い込みの枠を外せば、転職を成功させるのも夢ではありません。

まず少し行動を起こしてみる

怖いという気持ちは、頭で考えれば考えるほど増幅していきます。
ならば、まずはできることから少しずつ行動に移していきましょう。
「怖い怖いと思っていたけれど、やってみたら意外と平気だった！」という経験は誰にでもあるはず。
 
どんなに小さな一歩でも先に進んでいることに変わりはありません。転職サイトを覗いてみたり、応募先が決まっていなくても履歴書を書いたりと、小さな一歩を踏み出してみましょう。
そこからこの先どういうふうに動けばよいのかが見え始めてきますよ。
深く考えすぎないで動くのがポイントです。

転職経験者に話を聞く

転職を経験した人の話を参考にするのは、固定観念を打ち破るのにとても良い方法です。
「やっぱりな…」と思うこともあれば、「そんなこともあるのか！」という新たな発見があるはずですよ。
 
周囲に転職経験者がいれば、直接その人に相談に乗ってもらうとよいでしょう。
ネットの転職体験談を見るのもおすすめです。
成功体験から失敗談まで、様々な生の声を知ることができますよ。
 
友人や親、配偶者に相談するのはおすすめできません。身内はまず安定を第一に考えて転職を否定してくることが多いので、やる気を削がれてしまう可能性があります。
 

恐怖心を乗り越えてまで転職すべきかどうかの判断基準

今の職場でのストレスがひどい

ブラック企業勤めで毎日ヘトへトになっている、上司のパワハラがキツイ、会社に行くのが億劫になるほど相性がことごとく合わない人がいるなど、健康状態に異変をきたすほど今の会社にいるのが辛い場合は、転職への恐怖心を乗り越えて活動をスタートさせるべきでしょう。
身体を壊してしまっては元も子もありません。
 
ただし、パワハラや相性が悪い人がいる場合なら、周囲に相談したり、異動を申し出たりするのも一つの手。それでも解決しないなら転職を真剣に考えましょう。

職場に将来性が見出せない

現在お勤め中の企業がいつ倒産してもおかしくない状況にある、成長の可能性が見られない環境下にあるならば、転職を選択することをおすすめします。
会社自体の業績が悪いなら、そのうちにリストラに遭うかもしれません。どうせ辞めることになるなら、少しでも早いほうが転職には有利です。
 
また、どんなに頑張ろうと思っても成長の機会を奪われるような職場なら、さっさと見切りをつけたほうが自分のためになります。
長期的に見てこの会社にいても先がないな、と思うなら転職を考えてみてくださいね。

次にやりたいことが明確

将来どうなりたいか、どうしたいかのはっきりとした目標がある、今の会社ではそれが実現不可能というのであれば、怖さを乗り越えて転職するべきでしょう。
明確な目的・目標のビジョンがすでにあるなら、転職は比較的叶いやすくなりますよ。
 
スピリチュアル的な話ではありますが、すでに将来のビジョンが明確に見えているのと、何となく現状を変えたいと漠然と思っているのとでは実現する確率がまったく変わってきます。
転職においても、その法則には何ら変わりはありませんよ。
 
【関連記事】
仕事辞めたいは甘え？甘えかどうかの判断基準や考えるべき事とは
仕事辞めたい…疲れた…世代別に見るクタクタの原因とリフレッシュ法
 

怖さから転職活動ができないと将来どうなってしまう？

最後に、怖さに負けて転職活動ができなかった場合のことを考えてみましょう。
 
当たり前のことですが、何も変わらないまま淡々と時間だけが過ぎ去っていきます。
後から「あの時ちょっとだけ勇気を出して転職していれば……」なんて後悔するのはまっぴら御免ですよね。
そして、そのときには現在よりも年齢を重ねており、さらに転職のチャンスは目減りしています。
 
思い立ったが吉日ではありませんが「転職したいけれど怖い」と思っているならば、手を尽くして恐怖心を取り除いて未来の可能性を手に入れましょう。
 

まとめ

転職が怖いと思う年代別の主な理由などについてお伝えしてきました。
 
転職が怖いと思うのは自然なこと。あなただけが特別そう思うわけのではないので、安心してくださいね。
でも望まぬ現状を変えるためには、少しの勇気と行動力が必要です。
どうしても転職したいと思うのであれば、まずは小さな一歩を踏み出してみませんか？次第に心の準備も整って、前向きに転職を考えることができるはずですよ。
 
踏み出すまでの勇気が欲しい、いつ踏み出せばより上手くいくのか、とお悩みであればシエロがおすすめする占い師に相談してみてください。
転職の悩みに強い占い師たちが、その確かな鑑定力で的確なアドバイスをくれるでしょう。
 
【関連記事】
転職が不安！原因と解消法を20・30・40・50代別にご紹介！
転職した方がいい？今の会社に残るべき？見極めポイントはこれ！