好きと執着の違いは？「好き」が「執着」にならないために必要なこと

好きな人や恋人のことを好きすぎるからこそ、純粋な好きなのか執着心なのかわからなくなってしまうことはありませんか。
好きと執着の見極め方や、執着心を手放す方法などを詳しく見ていきましょう。

好きと執着の違いは？

好きな人や恋人のことを好きだと思うからこそ、この気持ちは本当に「好き」なのか、執着してしまっているのかと悩んでしまうこともあるでしょう。
 
「好き」と「執着」では明らかな違いがあります。
相手のことを考えて常に緊張状態にあり、ストレスフルで心が疲れ切っている可能性がある状態が「執着」。
相手のことを考えるだけで笑顔になり、リラックスすることができるのが「好き」でいる状態です。
 
詳しく見ていきましょう。

「執着」の場合は？

執着は自分を中心に考えていて、相手を自分の思い通りに動かしたいと思っているところがあるでしょう。
 
好きなんだからこうじゃなきゃいけない、こうして当たり前、といった偏った考え方になってしまうこともあるかもしれません。
相手が自分の考えとは違う言動をした場合には、イライラしたり感情を大きく揺さぶられることとなるようです。
 
相手が離れていたり自分の視界にいないと、何をしているのか不安になってしまいます。相手の都合も考えず、連絡をしたり連絡することを求めたりすることもあるでしょう。
 
自分がこんなに好きでいるのだからと、相手にも同じ感情や見返りを求めます。他のことはどうでもよくなり、相手しか見えず視野が狭くなってしまうでしょう。

「好き」の場合は？

一方、好きは相手のことを思いやることができる、心の余裕があります。
 
相手の気持ちや言動を尊重することができ、相手が望むのであればたとえ自分が思っていることとは違っていてもサポートしたり応援することができるでしょう。
 
相手に対して見返りを求めることなく、無条件で愛情を注ぐことができます。
自分以外の人と楽しい時間を過ごしたとしても、不安になるのではなく「良い時間を過ごすことができてよかった」と思うことができるでしょう。
 
相手次第ではなく、自分次第なので気持ちが不安定になりにくいです。相手のことだけではなく他のことにも気を配ることができるので、軽やかで穏やかな雰囲気をまとっています。

 

好きと執着の見極めポイント

好きと執着を見極めるポイントについて、さらに詳しく見ていきましょう。
以下の質問で当てはまる数が多ければ多いほど、執着している可能性があります。

• 相手がいなければ生きている意味がないと感じる
• いつも頭の中で相手のことばかり考えていて他のことが手につかない
• 相手からの連絡をいつも待っていて、連絡してすぐに返信が来ないと不安になる
• 趣味や習い事など自分のための時間には興味がない
• 何をやってもモチベーションが上がらない
• 自分の本音を言えるような友達がいないと感じている
• ネガティブな感情をすべて相手で解消しようとしている
• 相手が最優先になっている
• 相手に嫌われたくないという気持ちが強く本心を伝えられない
• 相手に頼まれたら嫌と言えない

いくつ当てはまるか診断して、自分の今の心理状態を確認しておくことです。
 
次に、好きの場合も見ていきましょう。

• 相手のことを考えるとポジティブな気持ちになる
• 一緒にいると幸せを感じることができる
• 自分ひとりの時間も充実している
• 自分の意見を伝えることができる
• 相手以外の友達との時間も楽しむことができる
• 相手の幸せを考えることができる
• 相手のことを尊重できる
• 相手のことを信頼できる

好きと執着で一番わかりやすい見極めポイントは、自分の心の状態になります。
 
相手のことを思うとポジティブな気持ちになるのであれば、好きな気持ちといえるでしょう。
反対に、相手のことを思うと苦しくなりネガティブな感情がわいてくるのであれば、執着している可能性が高いといえます。
 
執着している場合は、自分のことを好きになれなかったり幸せを感じることができないと感じてしまいます。
また、視野が狭くなってしまい、相手のことだけにフォーカスしてしまうという特徴もありますよ。
 
一方、好きの場合は、相手が原動力となり何に対してもやる気をもって取り組むことができるでしょう。

「好き」が執着にならないためには

前述したとおり、好きな気持ちが執着になってしまうと視野が狭くなってしまっている可能性があります。
相手しか見えなくなってしまったり、他のことが手につかなくなってきたときには一度冷静になるようにしましょう。
 
自分の気持ちだけで突っ走ってしまうと、相手に精神的負担を与えてしまいかねません。相手の気持ちに寄り添うことを忘れていないか、自分よがりになっていないか、客観的に自分の行動を振り返るようにしましょう。
 
プライドが高いと、振られたくない、自分が一番でいたい、という気持ちが強くなりすぎてしまうこともあります。相手への気持ちが自分を守るためのものになっていないか、相手への純粋な気持ちを忘れていないかを確認してみましょう。
 
精神的に不安定な場合も、好きではなく執着心が強くなってしまっている可能性があります。
相手のことを考えて、気持ちがネガティブになってしまう場合には執着が出てきてしまっているようです。自分の不安や焦りといった、ネガティブな感情を相手からの愛情で満たそうとしてしまっています。
 
相手を自分の思い通りにしようと、感情をコントロールしたいという気持ちが出てきたときには要注意です。
自分の中にあるネガティブな感情をまずは受け止めるようにしましょう。どうしてその感情が沸き上がってくるのか、蓋をしないで感じきることが大切です。
 
自分を認めてほしいという承認欲求が強くなっていることもあるでしょう。自分に自信が持てないからこそ、相手に認めてもらうことで自分の欲求を満たそうとしてしまうこともあります。
 
過去の恋愛においてうまくいかなかったトラウマで、相手を失いたくない思いから執着してしまうこともあるようです。過去の恋愛を引きずっていないか、元恋人に相手を重ねていないか、自分の気持ちに寄り添ってみましょう。

 

 

執着を上手に手放す方法

執着を上手に手放す方法は、心の中で管理することをやめればいいのです。
管理することとは、相手がどうしているのか全て知ろうとする気持ちになります。
 
たとえどんなに近しい人だとしても、相手のことをすべて知って理解することは不可能といえるでしょう。無理なことに心の中を支配されていては、気持ちは晴れるどころかどんどんネガティブになってしまいます。
天気を変えられないのと一緒で、相手の心を管理することはできないからこそ、そこにエネルギーを注ぐことをやめるようにしましょう。
 
執着は相手のことだけに集中してしまっている状態です。相手のことを考える余裕がないくらい忙しくしたり、何か熱中できる趣味を見つけるのもいいでしょう。
 
なぜ相手に執着してしまうのか、その裏側に潜んでいる自分の本心に目を向けることです。
誰かに愛されたい認められたいという気持ちから、相手により強い愛情を求めてしまっていることもあるでしょう。
 
自分の心の中にある承認欲求が大きくなりすぎていないか、自分と向き合う時間をとることです。本当に認めてほしいのは相手ではなく、家族や友達ということもあるでしょう。
 
過去に何かしら恋愛トラウマがある場合は、まずはその原因を探っていくことです。恋愛への考え方が変われば、自然と執着を手放すことができるでしょう。
 
外にばかり目を向けるのではなく、自分の心に目を向けることです。今の自分が悪いと否定するのではなく、頑張ってきた自分を認めてあげて受け止めるようにしましょう。
 
プライドが高すぎていたり頑張りすぎてしまっているからこそ、自分で自分を癒やすことができず、相手に対して執着が生まれてしまっているのかもしれません。
現実から少し離れて、ゆっくりと心を休ませてあげる時間をとるのもいいでしょう。海や山といった自然に触れることで、心がリフレッシュされ執着を手放すことができます。

 

 

まとめ

今回は好きと執着についてご紹介しました。
自分の気持ちはもしかしたら執着かもと感じたら、見極めポイントで確認してみてください。執着を手放して、自分の心が喜ぶ恋愛ができるようにしましょう。
 
どうしても執着心が手放せない、自分に合った方法が知りたい、とお悩みの方は電話占いシエロの占い師に一度ご相談ください。今の状態をしっかりと鑑定し、その上で具体的なアドバイスを授けてくれますよ。