縁起の良い白蛇だらけのパワースポット! 知る人ぞ知る出流原(いずるはら)弁天池と磯山弁財天とは?
こんにちは! ジブリマニアのライターMAKIJIです。突然ですが、抜群の透明度の高さを誇る栃木県佐野市にある出流原(いずるはら)弁天池をご存知でしょうか。知る人ぞ知るこの癒し系スポットは、湧水池を泳ぐ魚の動きが一目瞭然なほどの圧倒的な水の透明感が最大の特徴です。今回はマイナスイオンがいっぱいのパワースポットからスタートして、白蛇だらけの山中にある穴場の紅葉狩りスポットを巡りながら、『千と千尋の神隠し』を想像させる、ジブリっぽいスポットを紹介します。
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透明度抜群の出流原弁天池とは?
出流原弁天池は、栃木県指定の天然記念物で、出流川の源になっている湧水池。あまりにマニアックなパワースポットの出流原弁天池ですが、佐野市のなかでも交通網の整備が進んでいる南東部に東北自動車道があり、「佐野プレミアム・アウトレット」で人が賑わうエリアがあります。佐野市の中央を東西に横切る北関東自動車道を境にして、交通網の整備が進んでいない北西部に緑豊かな森林や美しい清流に恵まれた自然環境が広がります。出流原弁天池は、名水百選にも選定されている、水量が豊富できれいな湧水池とあって、癒し系のパワースポットとして知られるようになりました。
出流原弁天池は、北関東自動車道の佐野田沼ICからクルマで10分ほどのアクセスの良い場所にあります。混雑する「佐野プレミアム・アウトレット」周辺へクルマで移動するよりも、隣接する足利市の「あしかがフラワーパーク」へのアクセスが良く、立ち寄り先の穴場スポットになっています。
出流原弁天池は、1日に湧き出す水量が2,400トン、四季を通して水温は16℃に保たれています。池のなかを気持ちよさそうに悠々と泳いでいる鯉は、手が届きそうなくらいハッキリと見えることからも水の透明度の高さが窺えます。
出流原弁天池の水神として知られる龍蛇(りゅうだ)の特徴は、弁財天に引き継がれていますが、弁財天自体も蛇体(じゃたい)で表現されます。蛇体で表した弁財天の像は宇賀神(うがじん)で、弁財天の多くは宇賀弁財天です。簡単に言ってしまえば、水神としての龍蛇は、弁財天や宇賀神の神の使いとして信仰されています。日本では龍神信仰が広がり、蛇は水神として信仰され、川や池沼の神として農耕の神と呼ばれるようになりました。
「弁財天と言えば、金運アップや縁結びのご利益がある神様なんじゃないの?」と、思った人もいるかもしれません。七福神の1人というイメージがあるかもしれませんが、七福神の信仰は室町時代の後期から始まったものです。
最初の福の神と言えば、台所の神様として扱われた大黒天しかいませんでした。日常生活で自然に欲している欲望のなかにあり、弁財天が持つとされる財運や縁結びのご利益は、身近なモノに神様が宿るという、日本古来の「八百万の神々」という考え方から、庶民の意識と合致して一気に広がったと言われています。
もう1つの出流原弁天池の伝説
息をのむような美しさの出流原弁天池のほとりには、涌釜神社(わっかまじんじゃ)があります。ご祭神の人丸様という神様が持っていた杖で岩を突いたところ、不思議なことに清水が湧き出したことから、感謝した里人が人丸様を養水の神として崇めたという伝説があります。現地の人に聞いたところ、人丸様とは柿本人麻呂のことのようです。
涌釜神社の石垣横に、小さなお社があります。小高い山の急斜面にある磯山弁財天まで登って参詣できない、体力のない子供やお年寄りのために建てられたと言い伝えられています。別名・出流原弁財天(いずるはらべんざいてん)と呼ぶ人もいるようですが、諸説あり正式な名称は定かではありません。
涌釜神社を散策していると草むらの中に、石造りの白蛇弁天を見つけました。予備知識が無く、いきなり草むらの中に見つけると、ドッキリするかもしれません。どうやらココはもう、磯山弁財天の境内に入っているようです。
磯山弁財天は白蛇だらけでご利益ありすぎ!
磯山弁財天の入り口にある朱塗りの楼門は、『千と千尋の神隠し』で不思議な世界へ迷い込む際に描かれていた楼門に似ていて、急斜面を彩る樹々がジブリっぽい雰囲気を醸し出しているように個人的に感じます。
もしかしたら千尋のように、朱塗りの楼門をくぐると不思議な世界へ迷い込み、点在している白蛇たちがハクの第一声のように、「ココに来てはいけない!すぐ戻れ!」とか、声をかけてくるのかな……?ジブリマニアとしては、声をかけてくれるのであれば、ワクワクしながら待ちたい気分です。
物語のなかで楼門を目の前にした千尋の父親のセリフのように、磯山弁財天の楼門の土台は石を積み上げたモルタルで固められているので、「油屋」の扁額が掲げられていた楼門と類似している点が多くあります。
弁財天が納められた本殿に行くには、山の麓に立つ山門から急な石段を登らなければなりません。よく観ると、弁財天の石像のそばに小さな「風穴洞」があり、大気循環が起きるパワースポットになっています。
山門のすぐ近くには「磯山の大蛇」と「弁財天」の石像が置かれています。体力的に本殿まで行けない人のためのものです。弁財天は七福神のひとりでもあり、蛇や龍の化身とも言われているので、「磯山の大蛇」として祀られています。見上げれば京都にある清水寺のように、やぐらの上にある特徴的な本殿が観えます。本殿の朱色と樹々の緑とのコントラストも鮮やかです。
石段には手すりもあり、綺麗に整備されているので、思っていたより登りやすくなっていて、途中にある朱色の鐘撞堂(かねつきどう)では、誰でも鐘を撞(つ)くことができるようになっています。色鮮やかな鐘撞堂と鐘の音色にテンションが上がり、大切なことを忘れているにも関わらず、どんどん先に進んでしまいました。
石段を登り始めて2~3分。十字路になった分岐点に辿り着きますが、右に進むと「銭洗い弁天」の祠があります。2匹の白蛇が祀られている「銭洗い弁天」の湧水で小銭を洗うと、財に恵まれるという言い伝えがある、金運アップのパワースポットです。
鐘撞きにはちょっとしたルールがあり、知らない人もいるかと思いますので改めて説明しましょう。本殿を参拝する前に鐘を撞くことを「入りがね」と言い、「金が入る」と言い換えられることから、ご利益があると言われています。
逆に、本殿を参拝した後に鐘を撞くことは「出鐘・戻り鐘」。境内から出ていく時に鐘を撞く「出がね」は「金が出る」と言い換えられることや、お寺などでは亡くなった人が境内から出ていく時に使われていた合図でもあったため、縁起が悪いと言われているので気を付けましょう。
スリル満点の磯山弁財天の本殿とは?
十字路の分岐点にたどり着くと、鬱蒼とした樹々のあいだから本殿が見えています。
こちらは石段に覆い被さるような、紅葉を味わうことができる場所です。ちなみに動画では息遣いが荒く、マイクが近いせいか息が上がっているような印象があるかもしれませんが、実際は動画で受ける印象よりも疲れていないんですよ。
登山や石段登りでは、つま先歩きで黙々と、無言のまま登っている人よりも、かかとから接地するようにベタベタ歩きで、独り言でも良いから話しながら登っている人のほうが、疲れないと言われているんです。皆さんもよかったら試してみてください。
山肌の急斜面に建てられた磯山弁財天の本殿は、朱色が映える美しいお堂です。崖からせり出した本殿の構造は、釘を1本も使わない「懸造り(かけづくり)」と呼ばれています。磯山弁財天のような崖に伸びている柱は、脆弱(ぜいじゃく)に思えますが、一流の宮大工の技を結集した頑丈な造りになっている建物です。
意外な場所に本殿がそびえるという見応えのある光景で、きっと印象深く脳裏に焼きつくことでしょう。
本殿で参拝客を出迎えてくれるのが、阿吽の白蛇像です。阿吽という名が付けられていますが、口を開けた「阿(あ)」の像が見当たりません。「何で?」と言いたいところですが、「吽(うん)」の像しか無いことから、「運(うん)がある」とか。ダジャレ的に受け止めればよいのかもしれませんね。
急峻な崖や山の急斜面にへばりつくように組み上げられた建築は、別名「崖造り(がけづくり)」とも呼ばれています。日本は島国なので、陸地部分の70%程度は山間部でもあることから、厳しい立地条件になってしまうのかもしれません。
今回、奇抜な外観をキッカケにして興味を持ち、「何でこんな場所にこんなモノを建てなきゃいけないの?」という単純な疑問から、自分の目で確かめたくなり訪れることになりました。
支えになっている柱の状態は見れば見るほど不安定に見えてきて、大丈夫なのか?と心配。ハラハラドキドキ、若干ビビリながら進みます。
安定感に少々不安がある柱を見た直後なので、グラグラするかも?と思いましたが、本殿の舞台造りはそんな気持ちを吹き飛ばしてくれるかのような、立派で優雅な造りです。
この舞台造りは日本でしか見られない建築様式で、「京都の清水寺」が代表的です。高さでは敵わないものの、磯山弁財天の舞台造りからの眺めの良さはヒケを取りません。
せり出した本堂は、ぐるりと1周できるようになっています。
舞台づくりのウラに周ると、巨大な石灰岩の石垣をそのまま利用していて、文字通り「崖造り」という言葉がピッタリな光景が広がっています。
「清水の舞台から飛び降りる」なんてことわざがありますが、意味はわかっても由来を知る人は少ないかもしれません。険しい崖にある舞台から飛び降りる覚悟があって、「必死に実行すれば、抱いている望みが叶う」という由来から、「覚悟を決めて、大きな決断をする」ことなどの意味に使われます。それと同じように磯山弁財天の舞台造りを前にすると、大切な人との関係を見極めて決意する気持ちが高まるかもしれません。
佐野七福神のひとつとして、「縁結び」のご利益がある磯山弁財天ですが、弁財天が祀ってある神社では、「恋人と一緒に参拝すると別れさせてしまう」なんてウワサを聞いたことがあるかもしれません。しかし弁財天は、美と多彩な能力を持つ神。「恋人を別れさせるような意地悪はしない」と、信じたいですね。
羨望(せんぼう)と嫉妬は、隣り合わせの感情ですから、幸せそうな人には、嫉妬や羨望の眼差しが向けられてしまうのかもしれません。千尋が湯婆婆から受けた意地悪な感情が、少しだけわかるような気がします。『千と千尋の神隠し』の幻想的な背景を思い浮かべながら、湧水にまつわる出流原弁天池と磯山弁財天のパワースポットで、マイナスイオンに囲まれた弁財天と白蛇たちから、ご利益や恩恵を授かりましょう。
出流原弁天池
〒327-0102 栃木県佐野市出流原町1117
営業時間:24時間開放
<紹介ページ・佐野市観光協会>
https://sano-kankokk.jp/
磯山弁財天
〒327-0102 栃木県佐野市出流原町1117
営業時間:24時間開放されています。
<紹介ページ・ホテル一乃館>
http://www.ichinokan.co.jp
<クルマ>
北関東自動車道・佐野田沼ICより5km約15分。
楼門横に3台分の駐車スペースあり。満車の場合はホテル一乃館の赤見温泉フィッシングフラワーパークに駐車可能です。
<ホテル一乃館内 赤見温泉フィッシングフラワーパーク>
・営業時間 AM 9:00~PM 5:00
・定休日 火曜日
・駐車場 200台完備
※山の斜面を歩く参道は、夏から秋にかけてハチに注意が必要です。
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