彫刻神社の異名を持つ北海道増毛町の厳島神社で、歴史と芸術に心を寄せる

「○○の秋」といえば皆さんは何を思い浮かべますか? こんにちは、万年食欲の秋を過ごしている北海道の観光ライター兼ディレクターの月夜野です。

 

スポーツの秋、読書の秋、実りの秋……秋にもいろいろありますよね。さて、今回ご紹介するのは北海道の増毛(ましけ)町にある「厳島神社」です。こちらには、歴史的にも芸術的にも非常に価値の高い大絵馬や天井画などが保存されています。食欲の秋も良いですが、たまには歴史や芸術に触れる旅に出てみましょう!

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北海道の港町、増毛とは?

北海道の北西部に位置する小さな港町、増毛(ましけ)。小樽から稚内へ向かう日本海の海岸線に沿った道路はオロロンラインと呼ばれており、増毛町はオロロンラインの中間から少し札幌寄りの場所にあります。風光明媚な海岸線と美しい夕日が楽しめる絶景ルートであり、札幌から日帰りでツーリングやドライブを楽しむ人も多い人気のエリアです。

 

人口4,200人ほどの小さな町でありながらその歴史は古く、江戸から明治にかけては北前船が寄港するほど栄えていた町でもあります。町の中心部には当時の繁栄を思わせる旧商家の建物や、北海道遺産に認定された歴史ある建造物がいくつも散見されます。

 

そんな歴史ある増毛町に鎮座しているのが、別名彫刻神社の異名を持つ「厳島神社」。まずはその美しさを動画でご覧いただきましょう!

創建260余年を誇る増毛郡総鎮守「増毛厳島神社」

宝暦年間(1751~1764)に松前の商人村山伝兵衛が弁天社を祀ったのが始まりと言われている増毛厳島神社。2018年が北海道命名150周年だったので、松浦武四郎が「北海道」と命名する100年以上も前から、この地を守ってきたことになります。

 

安芸国厳島神社より御分霊を請け正式に厳島神社と称するようになったのが1816年。その後2度の町内移転や社殿の再建を経て、明治34(1901)年には現在の場所に美しい彫刻本殿が完成したそうです。

鮮やかな朱色の拝殿と有形文化財に指定された6つの大絵馬

拝殿は決して大きくも広くもありませんが、鮮やかな朱色に黒く縁取られた姿は厳かで力強い印象です。

 

拝殿入り口の軒下に施された鶴の彫り物も見事。こちらは木の本来の色を生かした無垢のものを使用しており、拝殿とのコントラストが際立っています。精巧で立体的な鶴の彫り物。この時点ですでに見ごたえ十分です!

 

では、拝殿の中を見てみましょう。

 

入ってすぐに目を引くのは、素朴なタッチで描かれた天井画。花や鳥、魚などの絵でびっしりと埋め尽くされています。

こちらは昭和に活躍した増毛出身の日本画家「平子聖龍」の手による「格天井花鳥風月図」。色鮮やかで、繊細な筆遣いが感じられる描画です。北海道にもこのように芸術的な天井画が残っていることに驚かされます。

 

続いて目に付いたのはこちらの「源頼光図(みなもとのらいこうず)」。文久2(1862)年に奉納されたガラス絵です。厳島神社の拝殿には江戸末期から明治初期にかけて奉納された大絵馬が7点展示されており、そのうち6点が北海道有形文化財に指定されている歴史的にも文化的にも大変貴重なものになります。

 

なかでもこちらのガラス絵はひときわ鮮やか! 150年以上も前に描かれた絵画とは思えない発色で、描かれた当時の生き生きとした様子が伝わってきます。これは、ガラスの片面に絵を描き、反対の面から鑑賞するガラス絵という手法によるもので、色落ちや汚れ、変色などを防いでくれています。

 

200年以上も前に描かれた絵馬や、誰もが知る浮世絵師「葛飾北斎」の愛弟子が描いた絵馬、明治初期の増毛町の姿を描いた絵馬など、どれもこれも興味深いものばかりです。

77の彫刻が彫られた本殿も北海道有形文化財

拝殿の奥には、さらに小ぢんまりとした本殿があります。新潟の宮大工が釘を使わない木組みの伝統工法を用い、2年の歳月をかけて造り上げたものなのだそうです。仔細な彫刻が随所に施された装飾性に富んだ本殿で、彫刻の数は77にも上ります。

 

総けやき造りのこちらの本殿は、創建以来ずっと覆屋(おおいや)で覆われてきたため、良好な状態のまま保たれているそうです。時に厳しい風雪に晒される日本海側にありながら、繊細な彫刻を細部に至るまで今に伝えてくれているのですから覆われていても仕方がないですね。

 

本殿は基本撮影禁止であるため、残念ながら詳細をお見せすることが出来ません。2年の歳月をかけた77の彫刻は中国の儒教の教えを説いた人物図などが表現されており、まるで水墨画を立体的にしたかのような芸術性も堪能することができますので、ぜひその目で確かめてみてください!

御利益は世界遺産宮島の厳島神社と同じ!

増毛厳島神社は安芸国厳島神社より正式に分霊を請けた由緒ある神社ですので、御利益は厳島神社と同じです。

 

そして厳島神社と言えば日本でも有数のパワースポット! 特に縁結びの効果は絶大と言われていますので、本殿や大絵馬を鑑賞するだけではなく、ぜひ宮島の厳島神社と同じように参拝してくださいね!

 

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日本最北の酒蔵がある町、増毛の見どころ

参拝を終えたら増毛町にあるレトロスポットを回ってみましょう!

 

増毛町は日本最北の酒蔵「国稀酒造」がある町として有名です。全国に出荷している「北海鬼ころし」など人気の銘酒が揃っています。試飲ができる利き酒コーナーもあるので、好みの銘柄を見つけることができますよ。

 

和の小物を販売している売店や甘酒などもあるので、お酒が飲めない人にもおすすめです。

 

他には、廃駅となった増毛駅舎や重要文化財指定され一般公開もされている「旧商家丸一本間家」、高倉健さん主演映画『駅・STATION』(1981年)のロケ地として有名な「風待食堂」(現在は観光案内所)などを巡って、増毛の風土と歴史を感じてみてください!

<まとめ>

北海道増毛町にある厳島神社、いかがでしたか? 札幌から日帰りで足を運ぶのにちょうど良い距離ですので、ぜひこの秋は歴史や芸術に触れる日帰り旅を楽しんでみてくださいね。

 

ちなみに、厳島神社の拝殿内の見学には予約が必要です。当日でも良いので、電話で問い合わせてから訪れてください。

 

【厳島神社】

住所:北海道増毛町稲葉町3

 

<マップ>

https://goo.gl/maps/3C6dSRQ4pkTEFZfa9

 

月夜野:プロフィール

旅行情報誌のエディターを経験した後、フリーランスでライター、ディレクター、デザイナーなど、旅行や観光に関するなんでも屋さんをやっています。夫も同じ業界でカメラマンをしているので、夫婦二人三脚、常に旅をしながら神出鬼没で暮らしています。最近は動画制作にどっぷりハマり中。動画クリエイターという新たな肩書きがまた1つ増えました。

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