この人で大丈夫？付き合うか迷うときのみんなの判断基準とは

好きではないけど、多少は気になる……。この微妙なポジションにいる異性から告白をされたとき、付き合うかどうかで迷ったことがあるという人。
 
「良い人そうだけど、この人で大丈夫かな？」
 
このように彼氏彼女としてのお付き合いに即答できず、悩んでしまったという経験を持つ人は意外に多いのではないでしょうか。
きちんと交際するなら、しっかり相手を見極めたいところですが、現実として何を基準にするべきか分からないと困っている人も少なくありません。
 
今回のコラムでは、付き合うか迷ったときに役立つ判断基準と体験談をご紹介します。
自分にとっての「付き合う基準」が明確になるヒントがきっと見つかるはずです。
 

付き合うかどうか悩んでしまう心理とは？

まず初めになぜ「付き合うべきかどうか」を迷ってしまうのかについて、その代表的な理由や心理を4つご紹介します。
 

1：本当に好きかわからない

告白してくれた相手のことを良い人だと思っていたり一緒にいて楽しいと感じていても、それが恋愛感情で好きなのかの判断がつかないということがあります。
この場合今は好きだとはっきり感じていなくても、付き合う中で徐々に好きになっていく可能性があります。

2：友達関係から恋愛に発展できるかわからない

長いあいだ友達として仲良くしていた人の場合、友達以上の関係になれるのかわからず悩んでしまうこともあります。
友達としては好きだけど恋人としてうまくやっていけるのか、そもそも恋愛感情を持てるのかどうかなど、悩みが尽きず迷いが生じてしまうでしょう。
 
友達の延長だったとしてもカップルとしてうまく付き合っていけるようになる人たちもいるので、お互いを思い合う気持ちを信じてみてもいいかもしれません。

3：好きだけど不安要素がある

気になる相手ではあるけれど、遠距離になる可能性があったり大きな年齢差があったりなど、何かしらの障壁を感じてしまうと付き合うかどうかをすぐに決められないことがあります。
将来性に不安を感じている場合、2人で不安要素を乗り越えられるかどうかを冷静に考えたり話し合うことが大切です。
 

4：まだ相手のことをよく知らない

知り合ったばかりの相手だと性格や考え方などの中身のことがよく分からないので、付き合うことをすぐには了承できない人は多いかもしれません。
この場合、まずは相手を知ることから始めて不安を取り除くことが悩みを解消する方法になるでしょう。友達からスタートしてみるのがおすすめです。
 

付き合うか迷ったときの判断基準9つ

ここでは実際に多くの人が重視している9の判断基準を、実際の体験談とともにご紹介します。自分の状況と照らし合わせながら、参考にしてみてください。

1：話が合うか

「趣味や考え方が似ている人は、共感しやすいし話が途切れない。職場の年下後輩でしたが、気が合うので付き合いました。」（32歳・女性）

「これまで付き合ってきた彼女は、話が楽しい人がほとんどでした。初対面のときからノリが合うと、付き合いたいという流れになります。」（28歳・男性）

 
男女共に付き合う基準として多く挙げられるのが「話しやすさ」「気が合う」です。
 
外見が好みでも、会話が噛み合わないとお互い気を使うもの。お付き合いをする相手であるなら、一緒にいても自然に話が盛り上がる人がよいと考える傾向が優先ポイントとして強いようです。
 
共通の趣味や特技がある、笑いのツボが同じ、このような人は恋人候補になる可能性があると言えるでしょう。

2：一緒にいて安心感や居心地の良さを感じるか

「大好きな彼と一緒にいられるだけでうれしい。彼も同じ気持ちじゃないかな？お互い沈黙を気にしないし、会話が途切れても無理に話題を作ろうともしません。」（25歳・女性）

「友達歴が長かったので、お互いの性格を知り尽くしているから下手な気は使いません。家にいてもマイペースで沈黙もよくある光景です。」（30歳・男性）

恋愛において、一緒にいて安心できる、ホッとできるという感覚は非常に重要です。
本当に相性が良い相手なら、その人といるだけで自然と心が落ち着き、ありのままの自分でいられる安心感があるでしょう。
 
そして注目すべきは沈黙の質です。相性が合わない人との沈黙は重い空気が流れて精神的に辛いものですが、心地よい沈黙を共有できる関係は貴重です。
話さない時間、つまり沈黙を共有し、黙っていても居心地が悪くない……むしろ心地よい空気が流れている関係であるなら、素敵なお付き合いができる可能性が高いでしょう。

3：尊敬できる部分があるか

「彼氏に求めるのは尊敬できる人かどうか！私にないものを持っている人や知識が豊富な人は尊敬します。デートの度にいろいろなことを教えてくれると、たくさん勉強してきたんだなと感心します。お互いに尊敬する気持ちがないと、長く続かないのでは？」（23歳・女性）

「ずっと側で頑張っている姿を見てきたからこそ、彼女を心から尊敬しています。特に感動したのが彼女と両親の関係。大人になっても親を大切にするところは自分も見習わなければと感じました。」

 
「尊敬できる人」を判断基準に置くパターンは女性も男性も多い傾向にあります。
 
結婚式の「誓いの言葉」でも「夫（妻）として、愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか」とあるように、相手を敬う気持ちがなければ真実の愛は叶えられないもの。お互いを尊敬し合い高め合える、そんな存在が恋人であることが理想です。
 
「好き」という感情がなくても、尊敬から恋心に発展するケースも多くありますので、尊敬できる人と感じたら真剣に考えてみましょう。

4：価値観や将来の展望が一致するか

「結婚や子育てについて話したとき、考え方が近くて安心しました。将来どうしたいかという話をして価値観が合うと思えたので、付き合うことにしました」（29歳・女性）

「お互いの人生の優先順位が似ていることが大事。仕事と家庭のバランスや将来の住みたい場所など、大きな部分で一致していると長く続く気がします」（33歳・男性）

恋愛関係が長く続くためには、基本的な価値観の一致が重要です。
特に結婚を視野に入れるなら、お金の使い方、家族との関係性、子どもを持つかどうかなど、将来に関わる重要な価値観が合っているかどうかを見極めることが大切です。価値観の違いは小さな問題から大きな摩擦を生むことがあります。

5：周囲の人への接し方や態度は良いか

「彼が店員さんに対して丁寧な態度だったのが印象的でした。自分の親や友達にも誠実に接してくれて、こういう人なら大事にしてくれると思いました」（26歳・女性）

「彼女が僕の友達や家族を大切にしてくれたことが決め手になりました。一緒に暮らす未来を考えたとき、お互いの大切な人を尊重できるかは重要だと思います」（29歳・男性）

その人の本質を知るには、あなただけでなく周囲の人にどう接しているかを見ることが重要です。
特に店員、年下、部下など立場が弱い人への態度は、その人の人間性を表すと言われています。親しい人だけでなく、誰に対しても誠実に接することができる人は、パートナーとしても信頼できる可能性が高いでしょう。

6：金銭感覚は合うか

「デートの支払いや割り勘の考え方が似ていて安心しました。浪費家でも極端な倹約家でもなく、お金の使い方のバランスが取れていると感じたのが付き合う決め手です」（28歳・女性）

「前の彼女とはお金の使い方で喧嘩が多かったので、今の彼女との金銭感覚の一致は重要でした。特別な日には奮発するけど、普段は節約するという考え方が合っていて、将来も安心だと思いました」（32歳・男性）

お金に関する価値観の違いは、恋愛関係においても大きな問題となりがちです。
デートでの支払い方法、贅沢や節約に対する考え方、将来の貯蓄に対する姿勢など、金銭感覚が大きく異なると日常生活でも摩擦が生じやすくなります。特に長期的な関係を考える場合は、この点での一致が重要です。

7：スキンシップに抵抗がないか

「最初はあまり好きじゃなかったけど、手を繋いだときにドキッとして、この人と触れ合うのは嫌じゃないと思いました。そこから気持ちが変わっていきました」（24歳・女性）

「彼女と初めてハグしたとき、すごく自然な感じがして心地よかった。身体的な相性も大事だと思います。好きな人との触れ合いで気持ちが高まるのは当然だと思います」（27歳・男性）

恋愛関係には身体的な親密さも含まれます。相手とのスキンシップに不快感や抵抗感がある場合、長く関係を築くのは難しいかもしれません。
手を繋ぐ、ハグする、キスするといった行為に自然と気持ちが向かうかどうかは、恋愛感情を考える上で重要な判断材料になります。

8：困ったときに頼れるか

「風邪をひいたとき、無理して見舞いに来てくれて、食事も作ってくれました。そのときに、この人なら困ったときも支えてくれると確信して、付き合うことにしました」（30歳・女性）

「仕事で大きな失敗をして落ち込んでいるとき、彼女は一方的に励ますのではなく、まず話を聞いてくれました。必要なときに必要なサポートができる人だと思いました」（35歳・男性）

恋愛関係においては、お互いが支え合い、助け合うことが大切です。
困ったとき、悩んでいるとき、体調が優れないときなど、相手がどのように反応し、サポートしてくれるかは、その人の思いやりや信頼性を示す重要な指標となります。
 
単に楽しい時間を共有するだけでなく、辛いときも一緒に乗り越えられる相手かどうかを見極めることが重要です。

9：お互いの生活習慣や清潔感は許容できるか

「彼の部屋に初めて行ったとき、整理整頓されていて清潔だったことに好感を持ちました。自分のことをきちんとできる人は、パートナーも大切にしてくれると思います」（26歳・女性）

「生活リズムが似ているのが大きかったです。朝型の自分と夜型の前の彼女では生活がすれ違っていましたが、今の彼女とは一緒に過ごす時間が自然と合うので、ストレスなく過ごせています」（30歳・男性）

一緒に時間を過ごすことが増える恋愛関係では、生活習慣や清潔感の違いが予想以上に大きな問題になることがあります。特に将来的な同居や結婚を考える場合、日常生活での摩擦は避けられません。
基本的な生活リズム、整理整頓の習慣、清潔さへの意識などが許容範囲内かどうかを確認することも大切です。
 

迷った時の対処法

判断基準に照らし合わせて考えても、まだ付き合うかどうか悩んでしまうときにおすすめの対処法をご紹介します。自分の状況に合った方法を選んで、より良い決断につなげていきましょう。

試しに付き合ってみる

判断に迷ったときには、いったんお試しで付き合ってみるのも一つの手です。
 
付き合うことで初めて見える相手の魅力によって、恋愛感情が芽生えるケースも少なくありません。「好き」という気持ちが最初からなくても、一緒に過ごす時間を通じて徐々に感情が育つことがあります。
相手のことを深く知らない場合や、友人から恋人への発展を考えている場合に有効な手法です。
 
お互いの時間を大切にするため、お試し期間は長すぎないようにしましょう。事前に付き合う期間を決めておくとスムーズですし、期限があることで心の整理がつきやすくなります。
相手を傷つける可能性があるので、事前に気持ちを確かめている段階であることは伝えておきましょう。
 
ただ、あまりにも気持ちが乗らない場合は無理して付き合い続ける必要はありません。

時間をもらってよく考える

告白にすぐ返事をしようとせず、自分の気持ちを整理する時間をもらってじっくり考えるのもよいでしょう。
少し距離を置いて考えることで、その場の空気や感情に流されず冷静に判断することができます。
 
この期間中に、相手の長所・短所を客観的に見つめ直したり、自分にとってどのような存在なのかを改めて考えたりすることで、より明確な答えが見えてくるでしょう。
 
ただ、相手を待たせすぎると失礼になるので、1~2週間程度で答えを出すようにしましょう。
また、「考えさせてほしい」と言った後、連絡が途絶えると相手は不安になります。適度なコミュニケーションを心がけてください。

友達関係から始める

いきなり恋人関係に進むのではなく、まずは友達として関係を深めていく方法もあります。プレッシャーを感じずに相手を知ることができるでしょう。
 
特に相手との接点が少ない場合や、相手の本質をまだ十分に理解していない場合に適しています。
友人としての時間を通じて、恋愛対象として見られるかどうかの判断材料を増やすことができます。
 
ただし「友達から」と言いつつも、相手の期待を無期限に引き延ばすのはよくありません。ある程度の期間が過ぎたら、自分の気持ちを率直に伝える勇気も必要です。

きちんと断る

どれだけ考えても恋愛感情が湧かない、将来のパートナーとしてイメージできない場合は、丁寧に断ることも重要な選択肢です。
無理に付き合って後に大きな傷つき合いになるよりも、早い段階で誠実に気持ちを伝えることが、結果的に相手のためになることもあります。
 
断る際は曖昧な表現を避け、はっきりと意思を伝えつつも、相手の気持ちを尊重して感謝を示しましょう。相手の自尊心を傷つけないように配慮することが大切です。

第三者に相談する

自分だけで考え込むと、視野が狭くなったり同じことを堂々巡りで考えてしまいます。信頼できる友人や家族に相談して客観的な意見をもらうと、自分では気づかなかった側面を教えてくれ、新たな視点を得られるでしょう。
また、相談することで自分の考えを言語化し整理することにもつながります。
 
身近な人だけでなく、恋愛相談を得意とする専門家に話を聞いてもらうのも有効です。
これまで多数の相談を受けてきたプロだからこその視点でアドバイスをしてくれるので、自分がどうしたいのか、どうすべきなのかがわかるようになりますよ。
 
様々いる専門家の中でも、シエロの電話占いでは実績ある実力派の占い師たちが恋愛相談に乗ってくれます。
初回相談が10分無料なので、気持ちや考えを吐き出したい、相手との相性がいいのか知りたい、どうすべきなのかアドバイスがほしいなど、お悩みがあれば一度話を聞いてもらうと道が開けるでしょう。
 

 

まとめ

付き合うかどうかの判断に絶対的な正解はありません。迷いがあっても、最終的には自分の気持ちに正直であることが何よりも大切です。理想と現実のバランスを取りながら、最善の選択をしていきましょう。
 
誰かと付き合うということは、お互いの人生に影響を与える大切な決断です。慎重に、そして自分の幸せを第一に考えて判断してください。