結婚する？しない？選択に迷ったときに自分の本音を知る方法

結婚について考え始めたものの、自分の本当の気持ちがわからずに迷ってはいませんか？
今回こちらでは、結婚を迷う理由や結婚するかしないかで迷ったときの解決のヒントをお伝えしていきます。

結婚する、しない？迷いがあるのは当たり前！

ひと昔前とは違って、現代に生きる女性はライフスタイルに選択の余地が増えました。
 
結婚して家庭を持つ他にも、独身を貫いて仕事に生きる人、最初からシングルマザーとして子供とともに生きる人、結婚せずにパートナーと程よい距離感を保つ人…。パッと思いつくだけでもこれだけの選択肢がありますから、迷いが生じるのは当然かもしれませんね。
 
でも、自分の人生を決められるのは自分だけ。後悔しないためにも、自分の本音と向き合って答えを出したいものです。
そのためにも、結婚する理由、しない理由について、今一度しっかりと頭の中で整理してみましょう。

 

 

相手がいてもいなくても── 「結婚する」選択に傾く気持ちの正体

心の支えや安心感がほしい

「結婚したいかも…」と気持ちが傾く理由のひとつに、心の拠りどころがほしいという思いがあります。
 
交際中の恋人がいる方にとっては、その人との関係を「結婚」という制度を通してより確実なものにしたい、安心感を得たいという思いがあるでしょう。
 
フリーの方は、「誰かに寄りかかりたい」気持ちになる瞬間を何度か経験しているかもしれませんね。
自立して精一杯がんばっていても、弱気になってしまうときもあるでしょう。心の支えとなる存在がほしいと思うのは、人間であればごく自然な心の動きです。
 
配偶者の存在だけでなく、家庭があるという事実も心の支えのひとつとなるでしょう。

好きな人と一緒にいたい

「好きな人と一緒にいたい」「ふたりで共有する時間を少しでも長くしたい」という思いも、結婚へと気持ちが傾く理由のひとつです。
 
フリーの方は、今はお相手がいなくても恋人がいたときに度々そういう感情になった経験もあるはず。心の底から信頼できる人とずっと一緒にいたいという気持ちは、今も心のどこかにあるかもしれませんね。
 
恋人がいる方は、お相手ともっと一緒にいたいとしばしば実感していることでしょう。好きな人と一緒に暮らして、もっと彼に尽くしたい──そんなふうに考える女性は多いはずです。

金銭面で楽になるかも？

お相手がいる方もいない方も、結婚すれば今よりも金銭面で楽になれるかも……という期待がどこかにあるかもしれませんね。
単純に考えても結婚後は一馬力から二馬力になるのですから、世帯収入がグンと増える可能性もあります。
 
もし、配偶者が高収入の男性なら、家計を支える範囲のパート勤務を選んだり、専業主婦への道が開けたりと選択の幅が広がるでしょう。
「専業主婦では社会とのつながりが薄くなるかも」と感じるなら、趣味や習い事などで外との接点も保てます。
 
女性にとって、結婚はライフスタイルを大きく変える転機です。金銭面だけでなく、今の生活を変えたい気持ちが結婚を意識するきっかけになるのかもしれません。

子供がほしい

恋人がいる方が愛する人との間に子供がほしいと考えるようになるのは当然です。今はお相手がいなくても、将来的には子供を授かりたいと思っている方もいるはず。
 
結婚は嫌だけれど子供だけはほしいという方もいるかもしれませんが、愛する人との間に子供を設けたい、配偶者と一緒に育てていきたいと考える方のほうが多いでしょう。
 
DINKs（Double Income No Kids：夫婦間に子供を設けず共働きの生活を選択）という考え方もあるので結婚と子供はけっしてイコールではありませんが、このふたつを一括りに考える人は多数います。子供がほしいという思いから結婚を意識するのは、ごく自然な流れです。

焦り

周りの友達がどんどん結婚していく、結婚適齢期に近付いてきた、親を安心させたい、世間体が気になるなどの理由から焦りが生じて、結婚へと気持ちが傾く場合もあります。
どれも切実な理由ですから、結婚するかしないかで迷うのは当たり前ですよね。
 
自分としてはさほど結婚に魅力を感じていなかったとしても、周囲からプレッシャーをかけられたりすると、焦って結婚を考え始める動機としてはあるあるなのかもしれません。
 
自分自身が心から結婚を望んでいなくても、環境や一般常識などによって結婚を考えざるを得ない状況に陥るのは、一番強く迷いが生じるケースとも言えるでしょう。

 

 

「結婚しない」に傾く気持ちの正体

自由がなくなりそう…

独身であれば自分のやりたいように自由に時間を使えますが、結婚するとそういった余裕がなくなりがちです。仕事に家事、家族サービス、子供ができれば子育てなどで、自分の時間を作るのが難しくなってしまいます。
 
結婚後もキャリアの形成に力を入れようと思っていても、家庭の事情で断念せざるを得ないかもしれません。長年楽しんできた趣味も、活動範囲を狭めなければならない可能性もあります。
 
また、ある程度ひとりで過ごす時間が必要な人にとっては、職場では仕事仲間、家では配偶者とつねに誰かが傍にいる状態ではストレスが溜まるかもしれません。いくら好きで結婚した相手でも、つねに一緒にいると気が休まらないという人もいるでしょう。

面倒が増えそう

結婚後は大好きな人と一緒に暮らせる喜びがある反面、義理の両親との付き合いや親戚付き合いなど、これまではなかった付き合いが増えるのも事実です。
 
人によっては義理の両親と同居になる可能性もありますし、離れて暮らしていたとしても義理の両親とまったくかかわらずに済むケースはほとんどないでしょう。
恋人がいる方の場合、お相手の家族と顔合わせ済みなら、結婚後の義理の実家との付き合いのシミュレーションをしてすでにうんざりしているかもしれません。
 
盆暮れ正月など、定期的な家族のイベントを負担に感じる人は少なくないはず。結婚しなければこうした事とかかわらずに済みますから、結婚しない選択をする方も中にはいるでしょう。

金銭面の不安

結婚したい理由にも金銭面の話はありましたが、反対に結婚することでお金の不安が生じるケースもあります。
 
まず、結婚すると自分が自由に使える金額はどうしても減るでしょう。家賃や光熱費、食費などはひとり暮らしでも必要ですが、子供が生まれたら育児費や教育費などのお金が増えます。
 
恋人がいる方は、お相手の年収に不安を覚えている場合もあるでしょう。
今フリーの方にとっては、まだ見ぬ配偶者の年収がどれくらいになるのか、それなりの収入がある人と果たしてご縁が結べるのかなど、先が見えずに不安が募るかもしれませんね。
 
結婚相手の収入が少ないなら結婚しないほうがマシと考えても不思議ではありません。

 

 

結婚するかしないかで迷ったときに考えたいこと5つ

ここまで「結婚する」気持ちに傾く理由と「結婚しない」気持ちに傾く理由を、それぞれお伝えしてきました。
 
自分の気持ちに複数思い当たるふしがある方も、「ここだけがひっかかる」 と改めて自分の気持ちに気付かれた方もいるでしょう。
 
どんなときも迷いを晴らすには、自分の本音と向き合う必要がありますよ。それが済んだら、次は具体的に結婚するかしないかの選択に進んでいきましょう。
 
結婚するかしないかで迷ったときに、そのモヤモヤを解決へと導くヒントは5つあります。
それぞれをよく考えてみて、最終的な判断をしてくださいね。

結婚する/しない生活に不安とワクワク、どっちが大きく感じる？

自分が結婚した場合の未来と、結婚しなかった場合の未来をイメージしてみましょう。
どの未来に多くワクワクを感じるか、不安を感じるかを相対的に比べてみてください。
 
どちらかと言えば、お相手がいる方のほうが容易く想像できるかもしれませんね。
今お付き合いしている人との未来のどんな点にときめきを感じるか、どんな点に不安要素があるかを紙にそれぞれ書き出して比べてみましょう。結婚しない未来も同じように書き出してください。
 
フリーの方は少し難しいかもしれませんが、思いつく範囲で同じく紙に書き出しましょう。頭の中で漠然と考えているよりも目に見えるかたちに文字で表わしたほうが、判断しやすくなりますよ。

 

お金の問題だけが結婚したい/したくない理由？

結婚したい理由・したくない理由の両方に入っていた金銭面の問題については、こんなふうに考えてみましょう。
お金の悩みは、実は冷静に考えてみれば結婚するかしないかの問題にあまり大きな差はないかもしれません。
 
未来には不確定要素が多くあり、高収入の男性と結婚したからといって一生安泰とも限らないでしょう。逆に今の収入が心許ないお相手と結婚した後に、彼が出世して高給取りになる可能性も。
 
また、結婚しない未来を選択したときも同様に、今後自分の身に何が起こるかは予想がつかないのです。
なので、複数の問題で結婚するかしないかを迷っているなら、まずは他の事を優先的に考えるといいかもしれませんね。

 

今、結婚しても後悔しないかどうか

人生には、「このタイミングでしかできない」と思えるような瞬間があります。
たとえば、仕事で大きな成果を目指しているときや、若いうちにしか挑戦できないことに打ち込んでいるときなどです。
 
もし結婚によってそういった挑戦を諦めなければならないとしたら、あなたは将来後悔しない自信があるでしょうか？
一方で、今は仕事や趣味が充実していて結婚を後回しにしたものの、いずれ子供がほしいと思ったときにはもう遅かった……という後悔を抱える可能性もあります。
 
結婚する/しないの選択において、「今その決断をしても後悔しないか？」という視点は、とても大切な判断材料になります。

 

「結婚しない人生もあり」と思える理由、いくつある？

もし結婚しない人生を選ぼうと思ったとき、それでも構わない、問題ないと思える理由はいくつあるでしょうか。
その数が結婚したい理由を上回ったのなら、将来的に未婚を通しても後悔する可能性はかなり低くなります。
 
多様性の時代ですから、結婚しなくても人生と共に過ごすパートナーは見つけられますし、恋人と同棲するなど一緒に暮らす方法もあるでしょう。
 
結婚というかたちにとらわれずに自分らしく生きる手段は、以前よりずっと広がっています。世間の常識を基準にせず視点を変えることで、自分が納得のいくライフスタイルが見えてくるかもしれません。

 

理想のパートナー像と現実のギャップを見直す

最後の項目は、主に恋人がいる方に向けてのヒントです。
 
すでにお相手がいてなかなか結婚に踏み切れない場合は、自分の中にある配偶者の理想像と現実に大きなギャップがあるのかもしれません。
お相手も人間ですから、完璧というわけにはいかないでしょう。その辺りも加味しつつ、今後どうするかを考えてみてください。
 
理想と現実のギャップが大きければ、結婚後に後悔の種となるかもしれません。あまりにも理想と現実がかけ離れていて、なおかつ結婚を希望するのであれば、別の人を探すことも視野に入れましょう。
 
フリーの方は、お相手探しするうえでどこまで妥協できるのかの線引きを明確にしておくと安心ですよ。
 

 

人生で大切にしたいものに優先順位をつけてみよう

結婚する/しないで迷ったときの解決方法5つのヒントをご紹介してきました。
一度に色々と考えると混乱するかもしれないので、時間のあるときにゆっくりじっくりと考えてみてくださいね。
 
この一連のヒントを実行してみても、まだ結婚するかしないかで悩んでいるなら、もっとシンプルな考えかたに一度立ち返ってみましょう。
 
あなたが人生において大切にしたいものは何ですか？
 
まずそれらを紙に書き出してから、優先順位をつけてみてください。そこから既婚/独身でなければできないこと、既婚/未婚でも大切にできることなどに分けてみましょう。

 

 

最終判断は焦らずに

結婚するかしないかを決断するのは、人生の大きなターニングポイントとなります。じっくりと自分の思いを整理して、最善の答えを導き出しましょう。
 
もしかしたら考えているうちに運命の人が現われて結婚する以外考えられなくなるかもしれませんし、結婚を考えられなくなるほどに夢中になれるものに出会うかもしれません。
 
ただ、お相手からプロポーズされて迷っている方は、あまり時間に余裕がない可能性もありますよね。そんなときは、きちんとお相手に話して時間の猶予をもらいましょう。
 
また、あなたの不安材料についてお相手に相談すれば、お相手のほうから打開策を出してもらえるかもしれませんよ。

 

まとめ

結婚する・しないで迷ったときの自分の本音を知る方法についてお伝えしてきました。
 
どんな未来を選んだとしても、一番大切なのは自分の気持ちに正直であることです。
他人の目や一般的な常識が、あなたの未来を豊かにしてくれるとは限りません。自分なりにしっかりと考えて出した結論であれば、どんな道でもきっとあなたにとっての正解となるでしょう。
 
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